筋トレマインド

スポーツジムで出会えた素晴らしい人!目標にすべきトレーニーの特徴

2019年7月31日

志田龍太郎

ベンチプレスにRPG性を感じている東大修士後30代で早期リタイアした(麻布高等)元数学教諭。数検1級を高3で漢検1級を教諭時代に取得。TOEIC990点と英検1級を目指してます。勉強も筋トレも日々精進!何かございましたらお問い合わせ下さい。

スポーツジムで特にウェイトトレーニングをしているあなたは、目標としている方はいらっしゃいますか?

ただ淡々とトレーニングをしているだけではなかなか筋肉は思ったよりもつかないですよね。

目標となるものが見えないとなかなか思いは現実になるのは難しいという事実は有名です。

筋トレで成果をよりあげるために、そして筋トレを通してより良い人間になるために、

僕がジムで出会った素晴らしいトレーニー達を紹介します。

素晴らしいトレーニーとは、次のどれかを満たしている人だと僕は思うのです。

    • チーティングをせずに綺麗なフォームでトレーニングを行える人
    • トレーニングの器具をきちんと拭ける人
    • ジムの利用者のどんな人に対しても笑顔でいる人

では、具体的に紹介していきます。

綺麗なフォームでトレーニングをする人は美しい

今ではもう来てはいませんが、とても面白いトレーニーさんが以前いました。

彼は当時体育系の大学4年生で、消防士になるのが夢だと言っていました。

体重は55kgで体脂肪率が6%、ベンチプレスのマックスは135kgと高い実力の持ち主でした。

確かに数値はすごいと思いますが、どこが面白いのですか?
志田龍太郎
彼はジムの主なのか?!というくらい、僕がいつ行ってもジムにいたのだよ笑。

彼はどうやら一日中ジムにいるのが日課だったようです。

僕は彼と仲が良かったので、

「どうして1日中、いらっしゃるんですか?」

と聞いたんですよ。

そしたら、次のようなことが返って来ました。

ジムって体動かすじゃないですか。

体を動かしたあとって勉強のやる気がおきるんですよ。

消防士の試験は筆記試験がいろんな科目があって、その教養科目の勉強を自転車のマシンを漕ぎながらするのが楽しいんですよ。

それで飽きたらまたフリーウェイトしての繰り返しです!

そのやりとりがあって以来、僕は彼をよく観察していたんです。

彼は自分が言ったようにずっとルーティーンを組んでトレーニングと勉強をしていました。

トレーニングの際は、彼はこのように言っていたことが印象的でした。

チーティングをしても怪我をするだけです。

だったら潰れてもいいから自分に厳しく、ストリクトできちんとしたフォームでトレーニングをすべきです。

たとえ潰れてしまっても、潰れる瞬間までは筋肉に負荷がかかっているので成長はしていると思います。

その言葉を僕は自分のトレーニングの指針としています。

彼は、無事に地元の消防士になって働いているそうです。

また会いたいな。

ジムの器具を意外な所まできちんと拭ける人って尊敬する

最近、マナーが悪い高齢者がジムで増えたと思います。

これは若者よりも悪目立ちしてしまうので、気をつけて欲しいなと思ってます。

ナンパしている高齢者もいて僕はビックリなのですよw

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さて、それとは正反対の例です。

僕がジムに通いだしてからもうなんども彼と遭遇しています。

彼は本当に律儀なトレーニーで、トレーニングの際に苦しそうに、

「へあッ!ヘあッ!」と声を漏らすので僕は一発で彼を覚えました笑

まるでダチョウさんです。

おそらく40代後半の社会人の男性でしょうね。

ベンチプレスをめっちゃ頑張っているのですが、残念ながらチキンレッグなのです!

そしてそれは彼もよくわかっているようで、僕と会話するようになってから?彼は背中のトレーニングも種目に入れたようなのです。

もちろん、突然デッドリフトは腰がやられるので懸垂から頑張ろうとしたのでしょうね。

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「僕、懸垂するから見ててください!」

そう言われて見ていたのですが、当然1回も上がらないのですね。

彼は反動をつけてやろうとしたので、

「それはダメですよ。怪我の元になりますし広背筋に効かないですよ。

と年上に向かって偉そうに言いましたよw

そしたら、

「そうだよね。やっぱ自分の実力を認めてまずは1回懸垂できるように頑張るよ。」

と決意をかためた様子でした。

その後、彼は度々ラットプルダウンなどをしている光景が見受けられました。

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そして先日!ついに彼は懸垂を1回ストリクトでクリアしたのです!

「おめでとうございます!」と言ったんですよ。

そしたら彼はこう言いました。

背中であげるってこういうことだったんだね。

できてとても嬉しいよ。

そう言いながらなんと懸垂のバーまでよじ登って布巾で吹いていたのです!

懸垂バーまできちんと拭くという紳士的行為に僕は感動しました。

どうやらジムでトレーニングを終えたら、どのような場所でも彼が使った場所は拭くとのこと。

こう言った細部まで気を回せるトレーニーになりたいものです。

いつでも笑顔を忘れない最強のトレーニー

最後はかつて世界選手権に出場した有名人のお出ましですw

彼はもう60代ですが、今でもジムに時々顔を出します。

そうベンチプレス200kgのお方です。ただの神です。

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彼が凄いのは老略男女、どんなトレーニーからも、そしてスタッフからも好かれていることです。

僕にもまるで先生のように気にかけてくれます。

「どうや、最近肩がええな。ベンチはどうや!一緒にやろか。」

など、細かい所まで指摘をしてくれます。

また、マットで運動しているおばさんに対しても優しいので、

見かけはゴリマッチョなのに心は天使なわけです。

これぞ最強のギャップ萌えという感じに映るんでしょうね、きっと笑

ベンチで150kgで限界まで自分を追い込んでいた時に、彼は潰れたんですよ。

もちろん安全バーはついていましたよ。

僕はサポートに入っていたのでその一部始終を見ていましたが、高重量なため、いろんな人が彼を注目しているんですね。

彼はこう言ってました。

ああ、失敗してもうた。

調子に乗ったらあかんな。次、次こそはもう1rep上げたるわ。

応援ありがとな。

ベンチで潰れた後なのにくるくるその場で体を回して周囲の人に笑顔を振りまく姿は年齢関係なく格好いいです。

僕が実際に出会って知っているトレーニーの中で彼はNo.1の実力の持ち主です。

その理由は60歳を超えているのにあの筋肉量と持久力と精神力の強さからです。

全部は無理でも1つくらいは近い所まで僕も手を伸ばして行きたいと思います。

ジムのマッチョは人間的に最高だ!謙虚に頑張ろう。

このように僕がジムで出会った3人の方に代表してもらって、素晴らしいトレーニーの特徴を考えてみました。

その特徴をまとめると次のようになりましたね!

  • チーティングをせずに綺麗なフォームでトレーニングを行える人
  • トレーニングの器具をきちんと拭ける人
  • ジムの利用者のどんな人に対しても笑顔でいる人

改めて見返すと、当たり前のことだ!と言われるかもしれません。

しかし、トレーニング中は周りが見えなくなってしまいますよね。

だからこそ、上の3つのポイントは心に残して置いて、

誠実にそして紳士的にトレーニングをしていきましょう!

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