学習

QC検定準1級に合格するためのたった一つの心構え

2026年3月15日に受験したQC検定準1級に合格しました。今回の試験について思うところがあるので、普段とは違ったテイストの記事にしたいと思います。

たった一つの心構えとは、本番の問題の相性が合否にかなり影響を及ぼしていることを理解しておくべきだという心構えです。

いつもは学習の軌跡を記事にしていますが、今回は異色の記事になります。その理由は読み進めてもらえたら分かると思います。

QC検定準1級にどのくらいの学習時間で受かったか

自己採点の際の僕のツイートをご覧ください。

今回の試験に限っては学習時間が本当に合計して1日もなかったです。2025年の冬に受験したアクチュアリー数学(3回目)がまた不合格Ⅰ(合格まであと10点未満というなんとも言えない悔しい結果。しかも2年連続)を知った時期であり、QC検定のやる気がほぼ0になってしまっており正直受けに行くのやめようかな?とも思っていました。

この試験の難易度的にほぼノー勉の状態で受かるなんて思っていなかったのです。

なぜ、それでも当日ちゃんと受験しに行ったのですか?

アクチュアリー数学の不合格を知人に報告した際に、かなり励まされたことを思い出し、「たとえ何も勉強せずに無様に落ちることになっても、申し込んだ責任をちゃんととって戦いに行かないといけないのではないか?」と冷静に考えて、前回(2025年9月)に落ちた時にメインで使用していた教材『QC検定受検テキスト1級』を試験前日になってようやく開きました。

目で見るだけしかしてません。それも前半の実践編だけ読んで眠くなったので、残りの手法編は当日読みました。ちなみに前回の第40回の試験の復習はしていません。

なぜですか?

それはこの試験の特性を理解しているからです。QC検定は全体的に良い意味でも悪い意味でも過去問の傾向が一定ではないからです。

特に2級以上になるとその傾向は顕著で、確かに同じ分野からの出題ですが、かなり違った角度から内容を問う出題が最近目立つようになりました。正直、今回の1級のマークシートの試験は前回の2級の実践編の内容とほぼ同じレベル感のように感じたほどです。また、手法編でもある分野に限っては前回の2級の方が難しいとさえ思いました。

そのため今回の受験に限っては勉強時間が24時間にも満たないことになります。

前回の受験でどのような学習を行ったか

まずは前回の受験直後のツイートです。

前回はかなり準備しました。下記の本をメインに読み込みました。

また、インプットのみだと当然不安もあったので、アウトプット用の問題集『QC検定1級対応問題・解説集』も学習しました。しかし結局はインプット用の教材の使用率が高かったです。

何周かした後に過去問の数をこなそうと思いました。かなり本気で取り組んでいたので、第1回から全ての過去問を揃えました。しかし困ったことに、ここ最近になって、メイン本からの出題率がかなり減っていて、初見問題をどのように切り抜けるかの試験に変わってきていることがわかりました。

例えば僕が落ちてしまった回の第40回では官能評価と実験計画法を合わせた初見ではかなりの無理ゲーに近い問題を全て間違えました。しかもその問題はいくつか多めの小問があったので、おそらく不合格の原因はその大問をすべて落としてしまったことが大きいと思います。

この第40回検定は歴代で最も難しい試験だったと思います。それを予見できたら過去問をこんなに解いてません!笑

過去問は難易度が上がってきている回からでOKそうですね!

QC検定の過去問はどこから学習すべきか?

明らかに第30回から(僕は)得点しにくくなっている!

このグラフは僕のQC検定1級の論述以外(つまり準1級)の初見での得点の遷移です。第30回からいくら頑張っても得点が伸びなくなっている様子が今見てもわかります。さらに第39回から難易度が大幅に上昇して前回の第40回の時に(僕の体感だと)難易度がピークになっています。

おそらくその反動ですが今回の第41回のQC検定準1級試験は難易度が下がりました。しかし受験者はおそらくほぼ間違えない大問1のt検定の基礎的な問題でかなり失点しました。おそらく気持ちの問題です。今回合格できたから良いものの、試験を受けると決めたからには責任感を持って計画的に取り組まないといけないなと思い知らされました

第41回QC検定1級の受験の様子

僕は第39回にQC検定4級とQC検定3級に合格し、第40回にQC検定2級に合格しています。そして今回の第41回でQC検定準1級に合格しました。今回の受験場所は今までで最も遠かったです。前回の難易度が高すぎたためか、見たことあるお顔の方が数名いらっしゃいました!笑

また、少し後ろの席の方が、腕時計を忘れてしまったらしく、他の受験者とそのお話をされているのを聞いて、「みんな頑張っているんだな」と思うと気が楽になりました。

試験開始の合図とともに、実践編から解きました。これまた傾向がガラッと変わって僕にとっては選択肢で「これが答えだろう」という問題が多かったです。期待値的に正解数が多いのではないか?と思いながら、実践編を終えて手法編に移りました。

「今回は落ちても仕方ないな」と少し諦めにも似た気持ちで解いていたので、肩の力が下りた状態で手法編に移りました。しかしリラックスしすぎもダメです。簡単な大問1でかなり失点しました。当人の僕は1、2問落としたかな?と思っていましたが後程の自己採点で、かなりやらからしていることを痛感しました。

今回の試験では正解の期待値を上げる作戦を取りました。いくら考えても解けなさそうな問題は(正解の期待値も上がらないだろうしと考えて)1周目の際に適当にマーク(同じ答えをマークしても減点されないことは今回わかりました)をしておきました。そのため、正解確率が7割くらいの問題を2周目に残して全体の得点の期待値を上げる戦略を取りました。試験終了後は色々あって自己採点のことをすっかり忘れていました。

QC検定準1級の自己採点をして確信を持ったこと

少し時間が経過して「落ちてると思うけどせっかくだから自己採点してみるか」と思い自己採点をしたら、なんとギリギリ7割超えているではありませんか。これには自分でもびっくりです。うまくいったのは僕が賢かったからではなく、試験の難易度が下がったからです。

今の難易度のQC検定1級や準1級に挑む方は、上記の本をしっかりと読み込んで、第30回からの過去問を1周して、あとは当日の問題との相性が良ければ合格できると確信しました。

でもそれって受かるまで何回も受けないといけないのですか?

今の僕では「こうすればQC検定準1級に1発で合格できる!」という勉強方法を持ち合わせていません。合格の期待値を上げる作戦は上記であるということです。

QC検定準1級と統計検定の難易度比較と今後について

僕は統計検定準1級はすでに合格しています。合格した当時は、QC検定1級の方が統計検定準1級より簡単だという意見を見たことがあります。しかし、両方合格した経験から意見をさせていただくと、明らかにQC検定準1級の方が難しいと思います

なぜそんなに難しくなっているのですか?

実践編の対策のしにくさです。メーカー勤務の方は別だと思いますが、僕のように製造業とは異なる職種の人間は実践編はかなりの運ゲーになります。ここ最近は公式参考書からの実践編の出題がかなり減っており、どうしようもなくなっていることが現状です。それが難易度をかなり高めています。

僕のような受験者は、手法編で得点をかなり稼がないと合格ラインの7割に届きません。ケアレスミスができないプレッシャーはなかなかのもので、時間制限もかなり厳しいです。統計検定準1級は合格ラインも6割と高いとは言えず、時間制限もQC検定準1級と比べても(合格を目標とした場合)緩めです。

しかし統計検定1級となれば話は別です。この試験はここ最近、難易度が上がっており、片手間の学習では合格はほぼ無理な難易度になりつつあります。僕は3年間受けていますが、去年にやっと統計数理で不合格上位1割というところまで来ました!笑

またアクチュアリー数学もあと一歩(2年連続であと10点未満で合格点)のところまで来ています。せっかくQC検定も残りは論述のみになったので、受かるかはわかりませんが、少しずつ論述の方も真剣に取り組んでいこうかなと考えています。今後の試験を申し込む際は、真剣にその対策をすべきだと心から誓いたいと思います。今回のQC検定準1級の受験そして合格を経て、試験への向き合い方を学んだ気がします

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志田龍太郎

東京大学修士→30代セミFIRE元数学教諭(麻布高など指導)/アクチュアリー数学,統計検定1級(2025年に再挑戦)/数検1級→高3・漢検1級→教諭時代に合格/ブログ+SNS運営/AmazonAssociates連携

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