『現代数理統計学の基礎』は統計検定1級の統計数理対策としてNO1と名高い書籍です。この本の例題と演習問題が載っている最終章は第8章になります。本記事では第8章の問題を解説していきます。 第8章は前回の第7章の問題を元にして成り立っています。要するに統計的仮説検定の棄却域から受容域を求め、その不等式を区間推定したいパラメータについて反転した不等式が求める信頼区間になるということです。 つまり実質的に第8章は第7章の結果を反転させた問題というわけです。 他の書籍では区間推定→仮説検定の流れですので、斬新だなと ...