学習

QC検定4級のテキストで過去問の頻出問題で合格点をとるための勉強方法の内容まとめ

2024年7月8日

QC検定4級

書店でQC検定4級の参考書を数冊見比べてもっとも学習しやすいと感じた『最新QC検定4級テキスト&問題集』の内容を短期間で頭に入れられるように記事としてまとめ上げました。

QC検定3級とQC検定2級はゼロからわかるシリーズ3級2級
QC検定1級は合格者の方々推奨の王道2冊QC検定受検テキスト1級 過去問)で対策を練ります。

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品質管理

品質とはQCDの同時達成のことです。QはqualityでCはcostでDはdelivery(納期)です。

また品質優先の考え方はプロダクトアウト(作る側の視点)とマーケットイン(顧客視点)があります。その上で品質管理(QC)を行います。

QC達成にはさまざまな組織が一丸となる必要がありTQM(total quality management)すなわち総合的品質管理と言います。

クレームとは当たり前品質が満たされない時に起きるのですね!

買ってよかった!となるのは魅力的品質が満たされたときですね。

このクレーム(問題)に関して解決するためには次のステップを踏みます。
特に3がないと何度も繰り返すことになってしまいます

1:問題を取り上げる
2:問題の原因を探る
3:原因解消の対策を実施する

苦情とクレームは異なります。具体的には不満⊃苦情⊃クレームです。クレームは苦情(不満を供給者に表明したもの)のうち損害賠償などを請求されたものです。

管理

PDCAサイクルでスパイラルアップを目指します。それぞれplan,do,check,actの意味です。企業によっては場を良くするために途中でPをSつまりstandard(標準)とします。これをSDCAサイクルと言います。これを維持管理活動といい自分勝手な判断は禁物。

管理項目が紛らわしいので解説します。管理尺度(数値化)をもとに管理項目があります。管理項目には管理点(上位職が行う結果系管理項目でQCDS(safe))と点検点(下位職が行う要因系管理項目)があります。

管理方法と管理水準を集約したものを管理項目一覧表QC工程図もこの一種ですね。

管理項目一覧表⊃管理項目⊃管理点と点検点などの構図です。

改善

改善することをQCサークル活動など呼ばれます。これによりチームワークやリーダーシップが養われプレゼンテーション能力が身に付きます。

1:QCサークル編成
2:活動計画
3:QCサークル会合(月2回程度の1回2時間程度)
4:活動チェック

この中に例えばQCストーリーがあります。

1:テーマの選定→重点指向(パレート図から読み取る)
2:現状の把握→パレート図(層別し最もウェイトが大きい項目し重点指向を探る)
3:目標の設定
4:要因の解析→三現主義特性要因図
5:対策の立案→対策系統図
6:対策の実施
7:効果の確認
8:標準化と管理の定着

3エムについて教えてください。

ムダ(歩く無駄、探す無駄、迷う無駄、記入する無駄)ムリ(計画状の無理)ムラ(作業場の群)です。

工程

工程には4M(man,machine,material,method)が品質を左右する大事な要素です。

工程には前工程(引き継ぐ前)と後工程(自工程の後)があります。前工程→自工程→後工程です。

後工程はお客様という考えが大事なのですね!

ばらつきには偶然原因異常原因があります。偶然変動は認めていきますが異常原因は改善する必要があります。要因系を調べる際は三現主義(現場・現物・現実)5ゲン主義(三現主義+原理・原則)を考えます。

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検査

検査→サービスなどがお客様の要求に合致しているかを判定し、適合品不適合品に分けます。
計測→ある量を、基準として用いる量と比較し、数値または符号を用いて表すこと(JIS Z8103:2000

計測には2種類あり、直接計測間接計測(理論から求める方法)があります。

ミスを防ぐためにフールプルーフ(ポカヨケ)をしましょう。

例えば抜取検査にはロットを用います。

ロットをランダムサンプリング→検査→適合性を判定→ロットの合否判定を行う流れのことです。

この検査には計数値抜取検査(合否判定個数を予め設定しておいて不適合品数で考える)と計量値抜取検査(サンプル試験で特性値を計測し、予め設定した合否判定値と比較する)があります。

検査は段階別に考えると場合分けができます。

受入検査
工程間検査
最終検査
出荷検査(ない場合もあります)

また感性品質を考えた感性検査(官能評価)も行う場合もあります。

標準・標準化

標準とはある原則に従って決められた約束事を指します。それを行うことを標準化といいます。品物に対する標準が規格です。

社内標準には例えばQC工程図などがありますね。

日本ではJIS(日本産業規格)国際規格ではISO(国際標準化機構)があります。
ISOを意識することを国際標準化(活動)といいます。

事実に基づく判断

計量値データ→測定器を使って測るので手間はかかるが状態レベルを知ることができファジー的です。
計数値データ→比較的容易に得られ良否はわかるが程度までは分からず画一的です。

データの取り方について教えてください。

事実による管理→データ→QC七つ道具→情報=正しい認識です。具体的には次の通りです。

手順1:現場で現物の現実を確認
手順2:数値で特性値を決定
手順3:データをとる目的の明確化
手順4:正しいデータを収集
手順5:QC手法を用いて解析
手順6:正しい情報の抽出

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データの活用と見方

いよいよ石川馨博士がまとめたQC七つ道具(Q7)の登場です。
パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ、チェックシート、散布図、管理図です。

ブレーンストーミングでアイデアを出して解決へ向かいます。

ブレーンストーイグの4原則
①批判厳禁
②自由奔放
③大量生産
④結合・便乗

その結果、ジョハリの窓で自他の気づきを得ることができます。

企業活動

商品=製品+サービス(ビフォアサービス+アフターサービス)

職場における総合的な品質とは
QCD(品質の三要素)+PSME(productivity,safety,morale,environment)です。

ちなみに5S=整理、整頓、清掃、清潔、躾です。

企業の周辺活動

人と話すときは1分間に300字を意識します。

企業の安全衛生はヒヤリ・ハット、ハインリッヒの法則を意識しましょう。
ハインリッヒの法則とは重要な災害:軽微な災害:ヒヤリ・ハット=1:29:300という法則です。

お客様は価格ではなく価値で買います。そのために品質と原価を意識化することが大切ですね。
すなわち価値=品質+価格なのです。

最新QC検定4級テキスト&問題集』には他に章末問題や最後に模擬試験も掲載されています。
是非ともご確認くださいね!QC検定3級は本記事の内容を詰めていく流れになります。

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志田龍太郎

東京大学修士→30代セミFIRE元数学教諭(麻布高など指導)/アクチュアリー数学,統計検定1級(2024年に再挑戦)/数検1級→高3・漢検1級→教諭時代に合格/ブログ+SNS運営/AmazonAssociates連携

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